マンションの階数を選定する場合は最上階が最も人気があります。価格は上層になるに従って高額になっていきますが、懐具合と相談しながらも上層を希望される方が多いようです。理由は、まず眺望がいいという事。その他にはセキュリティが低層階よりは守られる、最上階であれば上階からの生活音が響かない、等です。
然しながら最上階は屋上防水の不具合や劣化等で直接被害を受けやすい階です。又、屋上からの熱負荷を受けますので冷暖房のランニングコストが嵩みます。断熱は断熱効率のよい外断熱仕様である事を確認して下さい。どうしても上層を御希望のの方は最上階の一層下の階をお勧めします。
最下階の１階を御希望の方の理由はリーズナブルである、専用庭がある、階下への生活音の影響を気にしなくて良い、非常時の避難に適している、等々。家相学的には大地のエネルギーを受ける１階は吉相とされますが、これは木造の場合に限定されるというのが私の見解です。ＲＣ造の場合多くは、床スラブが直接大地に接触しています。地盤に砕石を敷設して転圧し防湿フィルムを施して床スラブを打っていますが施工精度によっては湿度の被害を受けやすい階です。設計図や竣工図をよく精査する必要があります。
すこし専門的になりましたが、一番いいのは最上階や最下階を購入の際はお知り合いの建築知識をもった方に相談して設計図チェックをお願いしてください。
家相学的には上層階も大気のエネルギーを受けやすく吉相です。家相は歴史ある古の建築基準法とも言えるものですがＲＣ造の高層マンションとなると現代の解釈が必要です。
長年の経験と統計から私のお勧めの階は、最下階最上階は避けて７階?１０階までです。これ以上に階になりますと精神が不安定なり落ち着きません。特に勉学中のお子様にとっていい影響を与えません。これは家相学的にみた私の見解ですが参考になさって下さい。
マンション関しては他にも吉相選定の上でポイントはあるのですがこのサイトの一戸建住宅を趣旨としたコンセプトから外れてしまいますので次回からは一戸建住宅についてのコラムに戻したいと思います。
マンション吉相選定は又機会があればということで。
