今回は前回の続きで神棚の祭祀についてみていきます。
まず神棚を設置する場合は場所はどこがいいか。基本的には鬼門、裏鬼門、正中線、四隅線を避けていればどの方位割でも構いません。
本来正中線と四隅線はその九星の聖域のベクトルが顕在化したものですので神棚に掛かってもいいはずなのですが、多種の神社がありますので御札をいただいた神社に確認して下さい。
方位とは関係なく下記の場所は避けて下さい。
1. 不浄物の部屋(トイレ、浴室、台所、洗面所、)が隣接する場所
2. 2階建て等の場合、神棚の真上の部屋が不浄物、廊下、居室
3. 通気の悪い場所、(窓が一カ所だけの風が抜けない部屋)
4. エアコンの風が直接当たる場所
5. 家族の生活空間と隔離された場所
6. 直接に日が当たる場所。
7. 神棚の下をくぐる様な場所。(ドアの上部等)
上記の各場所は厳禁です。
神棚祭祀の方位割は上記の注意点で宜しいですが、神棚の向きにも考慮した配置計画が必要です。
神棚の向きは「神棚東向きで西向き礼拝」と「神棚南向きで北向礼拝」が一般的ですが、御札をいただいた神社に確認して下さい。
神棚を祀る高さは和室があるなら和室の鴨居、長押より棚板を高くして下さい。そうすれば、どの家庭でも183cm以上の高さになります。
事務所等の和室が無い家屋の場合は居室のドアで一番寸法の高いドアの枠の高さ以上に棚板を設置して下さい。
直上階が寝室の用途は極力避けて下さい。避けられない場合はベット等、寝具を外したレイアウトにして下さい。
神棚の取り付けは付属の取り付けプレート等を用いて確実に行って下さい。
御自分で取り付ける場合は購入された店舗で取り付け方法を良く聞いて行って下さい。
一番小さな三社宮の神棚でも重量が8kg前後あります。
壁の石膏ボードなどに付けてもすぐ落ちてしまいます。ボードの下地の骨組みに確実に取り付けて下さい。
骨組みは隠れて見えませんので磁石でボードの上から釘の打たれた場所を検知して取り付ける方法があります。
詳しくは購入店舗であらかじめ聞いておいて下さい。