確認するべきポイント
間取りを確認するうえで見落としがちなポイントをご紹介させていただきます。一度ご自身の間取りを照らし合わせて、使い勝手をチェックしていただくと良いでしょう。
ドアの向き
ドアの向き、引き戸の引きしろを左右どちらに持ってくるかで動線の快適さは左右されます。「家具が置かれたときに出入りがしやすいか?」、「ドアの反対側に人が立っていても、危険な配置ではないか?」という観点で確認してください。
コンセントの位置
置く予定の家具を図面に書き入れて使い勝手を確認してみてください。どの高さになるかも想像しながら行うとなおさら良いです。
スイッチの位置
日頃の生活を想像しながら使い勝手を考えると良いと思います。「夜帰ってきてすぐに明かりをつけることが出来るか?」、「寝るときに照明を消しやすいか?」、「ドアの陰に隠れないか?」といった視点で見ると良いでしょう。
採光
窓の大きさ、数は十分に足りているでしょうか?トイレ、洗面所、廊下、階段ホールなど、家の中で暗い場所が出来ないかを確認してください。
風抜け
最近は換気システムが発達してきていますが、風抜けの良い間取りであるのに越したことはありません。東西・南北と言った具合に、対角に窓を配置できているか確認してください。
収納量
入居後、すっきりと生活をするためには十分な収納量を確保できているかが大切です。一箇所に大きい納戸があれば良しとするのではなく、場所ごとに適量の収納があるかどうかが大切です。「新聞・雑誌はどこにしまおうか?」、「TVのリモコンはどこにしまおうか?」というように確認するのが良いでしょう。
プライバシー
家のプライバシーが守られているかどうかと言う確認も大切です。「窓の位置はお隣の窓の正面に無いか?」、「トイレ、浴室の窓は人通りの多い方向を向いていないか?」という確認も忘れずに行いましょう。
家相
「あまり気にしない」、という方はこだわるポイントではないのですが、「昔からの言い伝えなのだから大切にしよう」という場合はチェックしましょう。水周りの位置などを少しずらすだけでも改善できるケースはあります。
Q&A掲示板の活用も一つの手
Q&A掲示板に間取りを投稿して、皆さんの意見を募るのも1つの方法です。見る人が代わることによって、自分では見つけられないような修正点が見つかるかもしれません。
プロが設計するときにも、チームプランニングといって複数の人間で一つのプランを作っていくことがあります。今回はプロの方の意見ではないにしても、修正できるかもしれないポイントを見つけるのには良い方法です。集まった意見を担当の設計士さんにぶつけて、意見を聞いてみましょう。
ちょっとした手間を加えてあげるだけで、間取りの使い勝手は大幅に向上します。「建ててよかった」と心から思える家にするためにも、是非チェックしてみてください。