傷等は必ずその場で指摘を
竣工検査は、建築業者の担当者と施主の両者の立会いで行います。仕様が事前の打ち合わせどおりになっているかの確認と、傷や不具合が無いかの確認をしていきます。インターホン・給湯器といった設備の使い方もこのタイミングで説明してくれることが多いと思います。せっかく新しい家が出来たのですから、早く検査を済ませて引渡しを受けたいところですが、竣工検査が終わった後に工事中の不具合かどうかを証明するのは困難ですので、不具合があればしっかりと施工主任に内容を伝えるようにしましょう。チェックすべきポイントを下にご紹介します。
- 床の傾き、歩いたときのきしみはないか
- スイッチやコンセントの位置は合っているか
- 柱、梁、床、壁、建具などに傷がついていないか
- 壁紙にしわ、たるみ、破れがなく、きちんと貼られているか
- ドアや窓、障子等に不具合はないか、向きは合っているか
- 収納扉に開閉の不具合はないか
- キッチンの天板、面材など、設備に傷はないか
- 照明は点灯するか、センサーは正常に作動するか
気になったところがあれば写真を取っておいても良いでしょう。竣工検査が無事に終わり、最終金を振り込めば、後はいよいよ引渡しです。
いよいよ完成・引渡し
引渡し時には鍵の受け取りがありますが、保証書をはじめとした色々な書類も受け取ることになりますので、書類を保管するファイルを用意すると良いと思います(準備してくれるメーカーもあります)。また、これからも建築業者との関係は続いていきますので、引渡し時には次のような項目を確認しておくと良いでしょう。
引渡し後の連絡先と担当者の確認(窓口は施工主任か、アフターサービス係か)
建物の保証書の受領(保証範囲と保証期間を確認)
設備の保証書の受領(数が多いと思いますが、要確認です)
定期点検の時期の確認
さあとうとう待ちに待った瞬間が訪れました。今まで楽しいことだけではなく、大変なこともあったと思いますが、その分完成の喜びは一塩ですね。これから新しい生活のスタートです。おめでとうございます。