ローンの流れは4ステップ
複雑そうに見える銀行ローンですが、蓋を開けてみると割りとシンプルな流れです。順番に見てみましょう!
事前審査 : 仮審査とも呼ばれます。その銀行で借り入れが出来るかどうかの審査です。書類が整ってから一週間ほどで回答が出ます。何行審査にかけてもかまいませんので、条件の良いところを探しましょう。遅くとも確認申請を提出するまでには終わらせておきましょう。
本申し込み : その銀行で住宅ローンを申し込みますという意思表示です。法的な拘束力はありませんが、冷やかしで出すのは辞めましょう。本申し込み時には事前審査よりも厳密な審査が行われます。棟上までに終わらせるのを目安にすると良いと思います。
金消契約 : 正式には金銭消費貸借契約といいます。銀行との正式な契約になりますので、基本的にその後のキャンセルは出来ません。この時点からは印紙代や事務手数料などの諸費用が発生します。融資実行の1週間ほど前を目安としてください。
融資実行 : 銀行にローンを実行してお金を下ろしてもらいます。早い銀行で棟上げ後、遅い銀行で完了検査後になります。銀行にもよりますが、ローン返済はこの翌月から始まるケースが多いです。
事前審査を掛けてみよう。
申込人の属性にもよりますが、一般に銀行の借入限度額は額面年収の6?8倍と言われています。限度額に余裕を持っておさまりそうな場合は建物の契約後でも良いと思いますが、借り入れに不安があったり、「残債がある」、「最近転職をした」、「クレジットカードの延滞経験がある」、「住み替えをする」と言うような場合は、建物の契約をする前に事前審査をかけたほうが無難です。ご自身で銀行を探しても良いですし、ハウスメーカー・ビルダーの担当者にオススメの銀行を聞いても良いでしょう。最近はファイナンシャルプランナーの資格を持っている営業担当者が増えているため、きっと力になってくれると思います。
事前審査の必要書類
銀行によって多少の差異はありますが、事前審査の必要書類には以下のようなものがあります。
〇住宅ローン事前審査申込書
〇本人確認書類(運転免許証・保険証など)
〇所得証明書類(源泉徴収票・所得証明書など)
〇自営業の方は決算書、確定申告書も必要
〇住宅の見積書(概算でも可)
〇住宅の図面(間取図・配置図)
〇敷地の謄本
審査結果は銀行・支店間でも変わってきますので、希望にそぐわない結果が出たとしても粘り強く銀行を探すことが大切です。