また、「金」も歴史的な高騰をつづけ、4600円を超えた。
一方で、下がり続けているのが「金利」である。
この金利が下がり続けるバックボーンが債券金利の低下である。
理由はいずれにしても、住宅ローンを検討する方にとっては、この低金利は恩恵外のなにものでもない。
住宅市況をささえている大きなファクターであろう。
その中でも一番大きな恩恵は、長期固定金利の低下である、と個人的には考えている。
とくに住宅金融支援機構のフラット35「S」は、当初10年間は1%台の金利、その後も2%台で固定された金利で住宅ローンが組める。
変動金利の低下は住宅ローンの場合、しょせん半年間のはなしである。
固定期間選択もその期間たとえば5年間等がすぎれば、やはりその時点での金利となり不安定である。
フラット35の場合、それが完全に固定される。
金利が固定される、ということは当然返済額も固定される。
逆にいえば、金利が固定されないということは返済額や返済期間がはっきりしない、ということだ。
やはり、1%?2%で固定されるフラット35「S」の魅力はとてつもなく大きい。
その大恩恵も、この9月で一旦終了となってしまう。
12月末までの予定が申し込み殺到(予算満了)のため、前倒しで終了が決まった。
実は、9月末までに正式申込をして内定が出れば一定期間内に住宅購入・建築をすればよい制度である。
まだまだチャンスはある。
大切なものは失われてから気づくことが多い。
このフラット35「S」の大恩恵も、後からその価値に気づく日がきてももう遅い。
家族の幸せのための住宅購入。
それに伴う住宅ローンは「安全第一」をベースに検討してはいかがだろうか?