家づくりでよくあるトラブルの1つが、「口約束」です。
間取り、仕様(どこにどのような材料をどれだけ使用するか等)などについて
施主が施工者やハウスメーカーに対して口頭で伝え、
それを営業担当者が口頭で返事をする。
これだけで施主としては、希望を伝えたし、建物に反映されると思うわけですが、
施工者等はこれを忘れてしまい、伝えた通りに建築されていない、、、
という問題が生じることがよくあるのです。
いわゆる、「言った、言わない」のトラブルですね。
この種のトラブルは、前述したような「忘れていた」に限らず、
「誤解」や「意思疎通不足」ということもよくあります。
覚えているけど、そういうつもりとは思わなかった、、、
というパターンですね。
いずれにしても、互いにとって良いことではありません。
私の運営する住宅コンサル会社でも、本当によく伺うトラブルの一例です。
原因は「口約束」ですから、対処方法は簡単です。
全て書面に残し、互いにしっかり確認することです。
しかし、この簡単な「書面にする」ということができない営業担当者、
会社が非常に多いのも不思議なことです。
施主側から書面に残すように要求しなくとも、
自ら打合せ記録をとる担当者であるかどうかも、担当者や会社を判断する
1つの方法と言えます。
施工者等が自ら打合せ記録をとらないようであれば、
施主から施工者等に要望することです。
打合せ記録は、その日の打合せ内容、約束事などを書面に記録し、
互いにサインと捺印をするものです。
このような対応がとれれば、
この種のトラブルは回避される確率が高まります。