リセールバリュー、という言葉をきいたことはありますか?
リセールは「再販」、バリューは「価値」。
すなわち「再販する際の価値・価格」のこと。
思いをこめてつくった家も、転勤などの事情でやむなく手離さなければならなくなることもあります。
その際に、少しでも高く売れるに越したことはないですよね。
まさに「リセールバリュー」を高めておくことで、この思いが果たされるわけです。
では、どのようにして「リセールバリュー」を高めることができるのでしょうか?
想像してみてください。
いま、あなたは中古物件を買おうとしています。同じ地区に同じ年代の同じような家がふたつ候補物件として出てきました。
最初の物件は、資料として販売用の間取り図と登記簿謄本が。
もう一つの物件はそれに加えて、建築時の設計書、修理記録(見積もり、写真等)、保証書などが完備されている。
どちらの物件を信頼できますか?
自分の住宅の履歴について記録と書類をこまめに残す。
これを「住宅履歴」といいます。
この「住宅履歴」をマメにすることで、いざ売却する際に買い手の信頼を深めることができるわけです。
この記録の方法ですが、もちろん自分で保管することでかまいませんが、盗難や火災などで消失してしまうリスクはいなめません。
そこで「住宅履歴サービス」の利用を検討するのも一考です。
現在、さまざまな会社や機関で「住宅履歴書」サービスが展開されています。
そのほとんどがクラウドサービスになっています。データをアップロードしておくこおとで、消失リスクを下げることができます。
現在ハウスメーカー等で推進していますので、自主保管でもいいので手当てしておきませんと、住宅履歴がないことで売却時に競争負けしてしまう可能性も出てきています。
リセールバリュー。
いざ手離すときの価値を上げておく。
予期せぬ住み替えもあるかもしれません。
次の住まいへスムースに移行するためにもぜひ検討してください。