最近増えている施主支給工事の理由とは?
『施主支給工事』、『施主手配工事』、表現は色々とあると思いますが、このサイトをご覧いただいている方なら一度は耳にされたことがある言葉だと思います。
施主支給工事とは『ハウスメーカーや工務店を通さずに、設備業者、解体業者、外構業者などと直接やり取りを行い、自ら手配をする工事』の事を指しますが、自分で手配というと、何だかめんどくさそうですよね?
しかし今、この施主手配が増えています。これは一体どうしてなのでしょうか?
ハウスメーカーとの見積もりを比べてびっくり!
一番大きな理由はコストの削減です。
例えば通常ハウスメーカーで建築の依頼をした場合、打ち合わせは全てハウスメーカーと行い、メーカーがそれぞれの末端業者に打ち合わせの内容を依頼して工事をすることになります。
間に入るハウスメーカーがマージンを取るということは直感的にもご理解いただけると思うのですが、その額が問題なのです。
ハウスメーカーの担当者に、「施主支給工事の場合とどれくらい違うのか?」と質問すると、多くの場合「正確な金額はわかりませんが、そんなに変わらないですよ。」という答えが返ってくると思います。
そんなに変わらないのであれば手間の要らないハウスメーカーにお願いしたいところですが、『そんなに』の額が数千円、数万円ではなく、数十万円であったらどうでしょうか?
きっと、「少しの手間で済むのなら、自分で手配してみようか。」と思われる方が多いことでしょう。
工事内容やハウスメーカーごとに異なりますが、一般的にハウスメーカーがマージンに載せるのは価格の15~35%と言われています。下請け業者の見積りが100万円の工事であれば、私達の手元に届くときには140万円になって提出されてしまうのです。
せっかく一生懸命貯めたお金なのですから、出来る限り自分達にとって有益な使い方をしていただくのが、賢い家づくりなのではないでしょうか?
施主手配の項目を使い分けて賢く節約^^
実際に施主手配を行おうとすると、とても簡単に手配できるものもあれば、凄く手間の掛かってしまうものもあります。
全ての項目を施主手配するとなると余りにも大変ですし、そうなってしまえば『何でもやってくれる便利なハウスメーカー』に依頼する意味が半減してしまいますから、項目を絞って行っていただくと良いと思います。