構造上の理由で勝手に設計を変更された 注文住宅・一戸建ての家作り 楽住-rakunism-

トラブル対処法

誰もが経験し得る家作りのトラブル。寝耳に水で慌てて

しまいますが、乗り越えた後には夢のマイホームが待っ

ています。

必ず解決策はあるので、落ち着いて対処しましょう!


構造上の理由で勝手に設計を変更された

トラブル

自由設計の建売住宅を購入し、設計依頼、工事が着工しました。その過程(土台、屋根完成)で建築士から突如天井高さが低くなると説明がありました。理由については構造上強くするため梁を太くしたことで10cm天井高さが低くなったとのことでした。直しを要求したところ無理であると回答があり、工事も続行されることとなりました。その後、天井高さだけではなく外のベランダ(家の外周半分程)も10cm低くなっていることが発覚し、窓とベランダの間が狭くなりテラスを取り付けることも不可能となりました。なんの説明も受けていないこと、図面と異なることを指摘したところ構造上は問題ない、との回答であり直しもしてもらえませんでした。値引きにて対応するよう要求したところその回答はなく、先日、工事現場に立ち入るな、残りの残金6000万円の支払いを命じる書面が届きました。質問ですが、こちらの要求とは異なる建築のまま直しも値引きもないままに全額を支払わなければいけないのでしょうか?支払いを拒否した場合、業者が裁判を起こしてくるもと思われます。こういった場合にはこちらに勝ちめはないのでしょうか。構造上問題ない、ことで業者は納得するよう要求してきます。建築に詳しい弁護士さんがみつからず困っております。アドバイスを至急お願いいたします。

対処法

最高裁判決では、構造計算上、安全性に問題のない建物であっても、
特に契約上重要な内容となっていた部分が履行されていない建物の場合、
それは、建物の「瑕疵」にあたると判示されています。

「瑕疵」が認められれば、買主(注文者)から損害賠償が可能で、
その損害賠償請求権と、売主(請負人)からの代金請求権とを相殺することができます。

あなたのケースでは、
天井の高さやテラスなどが、契約上重要な部分となっていたのか、
こちらの損害はいくらとなるのか、
などが「勝ち目」の有無につながると考えます。
しかし、証拠に基づく具体的な主張は、専門家以外には困難ではないでしょうか。

支払を拒否すれば、残金の大きさから考えて、訴訟に発展することも当然ありえます。
早期に、弁護士に面談での相談をされることをおすすめします。

※この記事は弁護士ドットコム様の御協力のもと掲載しております。

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