隣家地盤沈下修正工事による塀損壊 注文住宅・一戸建ての家作り 楽住-rakunism-

トラブル対処法

誰もが経験し得る家作りのトラブル。寝耳に水で慌てて

しまいますが、乗り越えた後には夢のマイホームが待っ

ています。

必ず解決策はあるので、落ち着いて対処しましょう!


隣家地盤沈下修正工事による塀損壊

トラブル

お世話になります。
新築建売住宅地で購入より3年が立ち、隣家が地盤沈下による修正工事(ダブルロック工法)を実施しました。
その後、すぐに隣家との境界線にある塀コンクリートブロックが私側へ大きく傾いて敷地内のウッドデッキにめり込んでいるのを確認、その他、複数の縦に伸びる亀裂も確認しました。
施工した会社も説明に訪れ、私が分析した(薬液注入による圧力変異により、塀に大きな圧力がかかり傾き・亀裂が生じた)通りの見解を示しました。その後、保障の話となりましたが、不具合前の状態に戻すことは、非常に難しく(場所と範囲により)別の形でという事でした。この場合どのような形での保障や損害賠償になるのでしょう?(判例があれば教えていたでかすか?)また、私との関係の無い工事を隣家が行って起こった人災に対しての慰謝料の請求は可能でしょうか?
ポイントとしては、1:隣家の工事によって損害が発生。
2:もと通りには、戻せない。
3:損害賠償と慰謝料の請求が可能か?その場合判例として幾ら位でしょうか?
特に3:の金額については全くの素人ですので、検討もつきません。
これらについて、経験あるいは判例を知っておられましたらアドバイス頂けますとありがたいです。
宜しくお願いいたします。

対処法

別の形で新たに作る塀では貴殿に何か損害があるかというと、いかがでしょうか。このような場合の損害は訴訟では請求するほうが立証することになります。たとえば、新しい塀で使えなくなった部分があれば、その面積についての価格が損害賠償であるという主張は可能でしょうが、そういうことがないのであるとすると、新たに塀を作る費用が損害賠償となります。
ただ、今回は協議ですませるわけですので、貴殿が納得できる塀をつくってもらうように交渉するのがよろしいでしょう。それ以上に、慰謝料がとれるかというと協議ですから請求することはかまいませんが、訴訟までいった場合にとれるかというと、かなり難しいかと思います。どのような精神的苦痛がありそれがどのような金額になるかを立証するのは貴殿の責任になりますが、このような場合にはあまり認めらないというのが判例の動向だと思います。

※この記事は弁護士ドットコム様の御協力のもと掲載しております。

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