忙しい時、疲れている時、リラックスしたい時・・・そんな時は、ゆったりとした気分になれることが大切です。 たとえば好きな音楽や小説、アロマの香りなど共に、落ち着ける空間は、私たちに豊かな時間を創りだしてくれると思います。
こんにちは。 サカイデザインネットワークの酒井です。 この数日間は少し爽やかな夏日が続いていますが、いよいよ8月!暑さ対策も大切に楽しく快適な夏を過ごしたいですね。
住まいの計画をする時、お客様へ家の中でどんな空間(部屋)が落ち着きますか?という質問をよくするのですが、世代に関係なく意外にも多いのが「和室」または「タタミのあるリビング」なのです。
日本人は昔から「床に座る」ことでホッとする・・落ち着くという感性を持つライフスタイルがあるからかもしれません。 大切な日本人の生活文化ともいえます。
そして、伝統的な和室空間は和紙を張った障子で仕切られ、外の光をコントロールすることで室内に微妙な「光と影」を創りだし、それは、人の心を落ち着かせる効果をもたらしていました。
写真は都会暮らしのなかにあえて茶室的な和室空間を提案した事例です。 「白秋染め」という手法で鼠色に染色した半畳タタミを敷き詰め、壁面や天井は和紙や左官仕上げの素材を組合わせて、昼間の太陽光の差し込み方や夜間のライティングを工夫し、「光と影」をコンセプトに少し「非日常」感を表現することで「心が休まる」ホッとするような時間を創りだすことができます。