私達はたくさんのモノを持ち生活をしていますが、それらのモノが効率よく機能的に使えることで「快適」だと感じるのだと思います。 住まいのなかでも同様で、限られた空間に無駄がなく使いやすく計画された空間構成は、とても便利で心地良さをつくりだします。
こんにちは。 サカイデザインネットワークの酒井です。 いよいよ年末ですね・・12月は仕事でも家庭でも何かと忙しない時ですが、今年の締めくくりです、素敵な1カ月にしたいものですね。
日本の住宅事情を象徴する「LDK」という間取りの考え方は、ご存知のとおり、リビング+ダイニング+キッチンをひとまとめにした住空間で、本来であればそれぞれの目的と機能をもった部屋を、「狭さ」の解決のために一体にすることで、「広さ」を実現でき、さらに「調理」「食事」「寛ぐ」という生活シーンを一つの空間で合理的に過ごすことが可能になるメリットが得られます。
ただ現実としては、たとえばLDKが15畳というと、けっこう広いのでは?と思いますが、よくよく確かめてみると・・・キッチンスペースで4畳・・・ダイニングスペースで5畳・・・残りのリビングスペースが7畳となった場合、家具をレイアウトすればもう空間の余裕はほとんどなくなり、結果として広さの実現が感覚的に得られていないケースがよくあるのです。
そこで、快適暮らしの一つの手法として合理的プランをとりいれてみます。 2〜3人ご家族向きではありますが、LDKの対面キッチンにダイニングカウンター(奥行き50cm)を設け、ダイニングテーブルは置かずにダイニングスペースを最小限に抑えます。 そのぶんリビングスペースにゆとりができ、「寛ぐ」空間の広さを実現できるため、ゆったりと過ごすことが可能になります。