日本の家は今や和的な要素と洋的な要素が混在する、その空間構成を整えるうえでは難易度の高い状況がよく生まれます。
こんにちは。 サカイデザインネットワークの酒井です。 食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋・・・秋は様々なライフスタイルがパワーアップする魅力的な季節でもありますね。
「リビングルームに隣接する和室」という間取りの設計はよくあるパターンですが、リビングルームはモダンな雰囲気にしたいが、和室が隣接しているため、雰囲気を統一させようと考える場合、和的な要素と洋的な要素が混在し、その調和は意外と難しいものになるのです。
一つの方法として、2つの空間(部屋)の内装材(壁・天井・木部カラーなど)に統一性や連続性をもたせ、空間を仕切る「建具」のデザインにより、空間の調和を効果的につくることができます。 「和」の雰囲気を活かしながらモダンなリビングをデザインしたい時などには、戸襖をスケルトンの格子戸とし軽く間仕切ることで、和室をリビングスペースの一部としてとらえ、和室の使い勝手も拡がり、リビング側からも和室側からも雰囲気の調和を整えることができます。