室内の照明は、インテリアだけではなく、窓を透して夕日が沈む頃から建物の外観をひきたててくれます。 そして、その効果はその建物の周辺へ、街へと心地よい雰囲気が伝っていくのだと思います。
こんにちは。 毎週月曜日のコラムを担当しています、サカイデザインネットワークの酒井です。
内側(=Interior)で考えたことは実は外側へ拡がり周辺環境へも影響することなので、個人のための住宅であっても、そのことを意識し住空間を考える、デザインすることが大切だと思います。
室内照明の灯りがどのように外部を照らしているか、灯りの色は、バランスは、インテリアのために考えた窓廻りのファブリック(カーテンやスクリーンなど)などを透すことで灯りが和らぎ、外部への明るさを調整し、雰囲気を創りだす効果もあります。
また、建物の外部で計画する照明(エクステリア、庭園灯など)は、その家の前を通る人々が眩しく感じないように(もちろん住まう人のためにも)光源を隠し間接照明化したり、植栽のなかに配置するなど配慮することで心地よい雰囲気をつるくことができます。