暮らしの中で「収納計画」をいかに考えるかで、住まいの快適さはガラっと変わってきます。 機能的で視覚的にもスッキリと収納できるスペースを計画することで、とても豊かな住まいに変化します。
?こんにちは。サカイデザインネットワークの酒井です。 朝晩はぐっと冷えこむようになりましたね・・11月も半ば、そろそろ冬支度の季節になりました。
フレキシブルな収納スペースを実現する方法として「ウォークインクロゼット」の計画がありますが、 ウォークインクロゼットは、扉ひとつで隠れたスペースになるため、見た目の体裁もあまり気にせず、収納スペースの計画として大変合理的とも言えます。 しかし、ただモノを詰め込むだけでは、結果として使いにくく、ムダの多いスペースにもなりがちです。
何をどのくらい収納するかを考え、収納するモノに合わせた棚やハンガーパイプ、引出し収納などを組合わせて、一目で何がどこにあるかをわかるようにすること、そして、収納空間を最大限活かすことが上手に快適に収納できるポイントになります。 また、ウォークインクロゼットの場合は入口以外の壁面をいかに収納として使うかが重要になります。
1mのハンガーパイプにはスーツであれば約20着程を掛けることができ、また男性スーツであれば高さ1mあればよいので、床より1mスパンで2段のハンガーパイプを設ければより収納力が高まります(コートなど掛ける部分はハンガーパイプ1段にします)
また、人が動くスペースを確保すれば無駄な空間を空けておく必要はないので、収納棚や引出し収納を効果的にプラスすることで収納力が一段と増します。 写真事例の収納棚は、上部はバッグや小物用の棚(可動棚)、中段はYシャツ用のスライド棚、下部引出しは中身が見えるよう(何がしまってあるか一目で確認でき大変便利です)アクリルを前板に組み込み、ニットや靴下などを収納するためにデザインしたものです。
個室のウォークインクロゼットなどはとくに、あなた仕様のワードローブとして洋服やバッグ、アクセサリーなどに合わせた快適なクロゼットを計画すると、お洒落好きな方にはとても魅力的な空間になると思います。