新築でも、リフォームでも、ほとんどの場合は「予算」という大きな壁が目の前に立っています。どうしても必要な費用を確保して、その中でやりくりしていくと、ついつい後回しになるのがインテリアや外構などではないでしょうか。
「お金がたまったら、そのうち…」と良く聞かれるセリフですが、何だか残念だな、とも思います。もちろん、予算を増やしたり、無理に優先順位を変えることは容易ではありません。でも、後悔する前に知っておいていただきたいことがたくさんあるのです。
念願のマイホームが完成して、とても嬉しそうな、ある新築のお客様。先日、
その客様からご相談が。
「実はダイニングテーブルの上にペンダントライトを取り付けたかった…」
照明器具の配線は、特にご要望がない場合、その空間の真ん中に、引掛けシーリングなどの照明器具を取り付けるための配線器具が設置されているのことが一般的です。
ダイニングテーブルを、部屋の真ん中に設置するのであれば問題ありませんが、案外そういう例は少ないのです。
しかも、小ぶりなものを2?3灯並べたい、なんて場合には、配線ダクトを使用したり、補助器具を使用したり、天井のクロスをはがして配線をやり直したり、ということになってしまいます。見栄えがよくなかったり、余計に費用がかかったりしてしまうのです。
カーテンもそうですね。手頃な既製カーテンを調達しても良いと思います。今はデザインも豊富ですし、安価なものもたくさんあります。ブラインドやロールスクリーンなども、見栄えが良く安価なものも手に入れやすくなっています。
ただ、最近の窓は寸法がまちまちなので、寸足らずだったり、生地幅がかなり余っていたり、というケースも多いです。セミオーダーでも、寸法は自分で測ってください、と言うところがほとんどなので、困ってしまう方も…。
ハウスメーカーや工務店さんでも、カーテンレールは標準仕様に含まれていません、ということもありますから、その場合、ご自分で用意しなければならないですよね。
準備ができて、いざ取り付けよう!と思った時にも問題が。
・壁の下地の位置がわからない
・エアコンがあって、希望のカーテンレールが取り付けられない
・セミオーダーしたら、カーテンの柄合わせができていなかった…
・窓の数が多くて、手に負えない
・自分で取り付けたら、斜めだった…
などと、後からご相談いただき、もったいないな、と思うこともしばしば。やはり、見栄えがよくなかったり、余計に費用がかかったりしてしまうのです。
そんな事にならないように、間取りが決まった段階で、ぜひインテリアコーディネーターに相談してみてください。インテリアコーディネーターって、高価なものでばっちり完璧なコーディネートをすると思っている方も多いようですが、そんな事はありません。むしろ、それなら誰でも出来ますから。
予期してなかったことを事前に知ることができたり、完成時に後悔しないために、大いに活用していただきたいと思います。
せっかくの新築やリフォーム、それにお引っ越しも。新しい生活を気分よく迎えるために、どうぞお気軽にご相談してみてくださいね。