住まいは、リビングやダイニングなど目的が限定される空間のほか、目的を限定しない多目的な空間を考えることで、自分スタイルの住まい方を発見でき、より快適な住まいづくりが実現できることがあります。
こんにちは。 サカイデザインネットワークの酒井です。 バスルームは「お風呂に入る」という行動では目的が限定される空間ですが、そこでの過ごし方を考えてみると様々な要望とスタイルがあり、「お風呂で過ごす」という視点での多目的な空間づくりが可能です。
私たち日本人の多くは、バスタブにゆったりと入り、疲れをとる、リラッタクスする、体を温める・・など、欧米人のシャワー中心のスタイルとはバスルームでの過ごし方や基本的なライフスタイルが大きく異なります。 たとえば、バスルームでもTVや音楽を楽しむ、ミストサウナやジェットバス、多機能シャワーなどを設けホテルのスパのような空間として過ごす等々、バスルームでより快適に過ごすための付加価値を求める方も多く、キッチンやリビングなど居室空間と同様に、場合によってはそれ以上に自分スタイルを考えたバスルームづくりが計画される事例もよくあります。 また、住まいの中でバスルームをどこに計画するか、ということもそのライフスタイルにより大変重要なテーマになると思います。
写真事例は、中庭に面したレイアウトとし、ジャグジースタイルの大きなバスタブやレインシャワーなどを採りいれたバスルームです。 バスタブや水栓金具、シャワーのデザインひとつでも、たくさんのバリエーションがありますので、自分に合ったものを探し整えてみるのも楽しいと思います。 バスルームでの過ごし方を考えることで、新たな自分スタイルの住まいづくりが発見できるかもしれません。