注文住宅・一戸建ての家作りを楽しくするウェブマガジン楽住-rakunism-


住まいは、リビングやダイニングなど目的が限定される空間のほか、目的を限定しない多目的な空間を考えることで、自分スタイルの住まい方を発見でき、より快適な住まいづくりが実現できることがあります。

こんにちは。 サカイデザインネットワークの酒井です。 まだまだ寒い毎日が続いていますが、夕方になり日没が少しずつゆっくりと感じるようになりました。 まもなく春の訪れも感じられるかもしれませんね。

日本の伝統文化でもある「茶室」  約420年前に、それまでの日本の建築とはまったく異なる空間として出現しました。  それは、「壁」に囲まれた閉鎖的な空間です。  日本の建築は、簡単に言えば「壁」のない建築で、柱と梁で空間が構成され、柱と柱の間に木と紙で出来た障子や襖が入り、それら建具を開けたり、取り払ったりすると空間が広がる、開放される構造でした。 

写真は、八ヶ岳の麓に設計した小間(4畳半以下の広さ)の茶室です。 恵まれた自然環境との共生を意識し、平天井と掛込天井(傾斜した部分)を組合わせた伝統的意匠を継承しつつ、天井高の寸法調整や天井照明を組込むなど、現代の生活空間としてアレンジし完成させました。 

その昔、武士は刀を外し茶室に入ったそうです。 外の世界から離れて唯一、心を休ませ、精神を統一させたのかもしれません。 狭く壁に囲まれた茶室の空間は、不思議とどこか非日常的な時間が流れ、落ち着き、心が休まる空間なのです。 

人が「落ち着く」と感じる空間は意外と狭い空間であり、住まいのなかで「広さ」ばかりを追求しなくても、心が休まる、落ち着いて過ごせる「茶室的空間」をどこかにつくる発想も大切ではないかと思います。

忙しい毎日を過ごされている皆様へ、心が休まる「茶室的空間」をぜひ考えてみてはいかがでしょうか。

サカイデザインネットワーク有限会社 一級建築士事務所 : http://www.sdn-net.com


Twitterコメント


楽住-rakunism-を購読しませんか?

楽住の更新情報をRSS,twitter,mixiページ,facebookページでご紹介しています。

登録していただくと、更新にあわせて効率的に情報収集していただけます。

注文住宅一戸建て情報 楽住-rakunism- 注文住宅一戸建て情報 楽住-rakunism- 注文住宅一戸建て情報 楽住-rakunism-

  • トップへ

・解体費用を削減する
http://www.kaitaimitsumori.com/

・外構費用を削減する
http://www.gaikoumitsumori.biz/

・ウェブマガジン楽住-rakunism-の使い方

・ウェブマガジン楽住-rakunism-について

・分離発注で賢く節約-楽住運営のサイト

・出版:株式会社クラッソーネ