中部電力サイトより http://www.chuden.co.jp/ryokin……index.html
太陽光発電システムは3ステップ
震災以後の脱原発の流れもあり、太陽光発電への関心は非常に高まっています。
ご近所でも太陽光発電をつけた方がいて、「ウチも検討してみようかしら?」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
『太陽光発電システム』、名前はよく耳にするのでイメージは持っていただいてるかと思いますが、「電気はまず売るの?」、「以前の湯沸しシステムとは何が違うの?」など、疑問もお持ちかもしれません。
今回は太陽光発電システムの全体的な仕組みについてお話します。
太陽の光で電気を作る
太陽光発電システムはその名の通り、『太陽の光で発電するシステム』です。他にも『ソーラー』という言葉だけで呼ばれることもあります。
同じく『ソーラー』というと、菅原文太さんが「朝日ソーラーじゃけん!」というCMをしていた『朝日ソーラー』という会社が昔からありますが、この会社が提供する商品とは全く別物です。
『朝日ソーラー』が提供しているのは『太陽熱温水器』といって、太陽の熱を利用することで湯を沸かすためだけのシステムでした。
それに対して、太陽光発電システムは、光を当てると電機を発生する『太陽電池』という特殊な電池を利用して電気を作ります。
作られるのは電気ですから、湯沸しだけでなく、照明、エアコン、テレビなど、色々なものに利用することが出来ます。
作った電気は、まず家の中で使う
作った電気は、まず家の中で使います。
屋根に載せた太陽光発電からは、専用のコードが家の中に引き込まれていますので、太陽電池で作られた電池はそのコードを経由して家の中へ送られます。
もともと太陽電池で作られる電気は直流と言って、家の中で使われる交流の電気とは種類が違うのですが、家の中へ送られる途中で『パワーコンディショナー(もしくはインバーターと呼びます)』という機械を経由することで交流へと変換されます。
交流に変換されて家の中へ送られた電気は、電力会社から送られてくるものと一緒に、コンセントなどから利用することが出来ます。
余った電気は売る
太陽光発電システムは載せる量が多いほど、多くの電気が発電します。
ですから、載せる量が多くて、天気が良い日には、家の中で使うよりも多くの電気を発電することがあります。
それではあまった電気はどうなるのでしょうか?
捨てる?、貯める?、誰かにあげる?、正解は『電力会社に売る』です。あまった電気は全て電力会社が買い取ってくれるのです。
すると月ごとに、買い取ってもらった分の電気料金が電力会社からあなたの銀行口座に振り込まれます。
これが太陽光発電システムの仕組みです。
ちなみに、以前は購入単価と買い取り単価は同額だったのですが、現在は買い取り単価の方が高く設定されており、より経済性が増しています。
現在は国や市町村から設置補助金を出す動きも活発なので、興味がある方は一度本格的にご検討されてはいかがでしょうか?