(Panasonic HPより http://sumai.panasonic.jp/hp/4……1c.html)
先週まで太陽光発電に関してご紹介をしてきましたが、今週・来週と2週続きでエコキュートに関してご紹介をしていきます。既にだいぶ定着した感のあるエコキュートですが、まだご存じない方もいらっしゃいますので、基本的な部分から行きましょう。
エコキュートはどんな仕組み?
エコキュートは中にある二酸化炭素を使ってお湯を沸かす湯沸かし器です。(CO2ヒートポンプといわれます)
CO2のような気体は、圧縮されると熱を発生するという性質があるのですが、エコキュートではコンプレッサーを使ってCO2を圧縮し、その時に出る熱を水に伝えることでお湯を作っています。(エアコンと同じ仕組みです。)
このときに、圧縮の熱だけでなく、空気中の熱を取り込むことが出来るために、従来の給湯器と比べるとはるかに少ないエネルギーでお湯を作ることが出来ます。
(中部電力HPより http://www.chuden.co.jp/electr……pe.html)
追い炊きは出来る?
エコキュートには様々なタイプがあり、追い炊きが出来るものと出来ないものがあります。
〇追い焚きフルオートタイプ
お湯はりから保温・足し湯まで自動運転できるタイプ。バスタブでの追い焚きも可能。
〇セミオートタイプ
お湯はりのみ自動。入浴中に湯温・湯量調節が可能です。追い炊きは出来ません。
〇給湯専用タイプ
蛇口からお湯を注ぐという一番シンプルなタイプです。
サイズはどうやって選ぶの?
エコキュートは65?90℃のお湯を沸き上げてタンクに貯めます。
実際に使う時は、水と混ぜて42℃程度にして使いますから、タンク容量よりも使えるお湯の量は多いです。
この容量は昼間の沸き増しの必要がない目安となっています。
(中部電力HPより http://www.chuden.co.jp/electr……pe.html)
エコキュートの性能=COP
エコキュートの性能はCOPという値で表されます。
COPとはCoefficient Of Performanceの略で、使ったエネルギーに対して、何倍のエネルギーを作り出すことが出来るかという指標です。
通常の電気機器では使ったエネルギー以上の力を出すということはありえませんので、COPは1よりも小さくなりますが、エコキューとは空気の熱を取り込んで利用するため、3以上という大きな値が出ます。
メーカー間で性能を比較する際にはCOPを比べると良いでしょう。
次回はエコキュートのメリット・デメリットにも触れていきたいと思います。