初めまして、不動産コンサルタントの真山英二（さのやまえいじ）です。

住まいの購入は、人生の一大事です。大きな金額が動き、慣れないことで不安になります。そんな中で、だれもが納得して、満足のいく家を買いたいと思っています。わがままは承知で、自分だけは絶対に失敗したくないと考えています。

それでいいと思います。

私自身、不動産業界とは無縁の経営コンサルティングの世界から、転職して現在に至っております。世間の一般常識から考えると、不動産業界の常識はあまりにも非常識と思うところが多々あります。

お店に缶詰にされて申込書を書くまで帰らせてもらえなかった、そんな年収ではローンが付かないと言われて店頭で返された、1件だけといわれて物件を案内されにいったら興味のない物件を何件も見せられて1日が無駄になってしまった等々、いまだに、昔ながらの「営業手法」で、お客様に不快感を与え続けている業者が後を絶ちません。

不動産業界にも良い業者が増え、だんだんとまともな業界になりつつあるのではと希望を持って考えてはいますが、まだまだ昔ながらの「不動産屋」も少なくありません。

そういった不動産業者から、あなたの身を守るのは、あなた自身です。正直なところ、だれも助けてはくれません。ぜひ、不動産に関する正確な知識を勉強して、変な不動産屋に騙されずに、素敵な住まいさがしを実現してください。

私は、「住まいさがしは人生最大のエンターテインメント」と考えています。住まいさがしは、自分の暮らし（人生）を自分で設計し、より良い暮らしを実現していくものです。自分自身が主人公の一種のロールプレイングゲームだと思います。

ただ、当然、そこには知っておいた方が良いルールがあります。不動産物件の探し方、不動産業者の選び方、資金計画の立て方、不動産取引の流れ等々。さらには、家のメンテナンス、住宅ローンのメンテナンス等々。人生が続く限り住まいと暮らしは密接にかかわりあいます。そういったことに関するルールやテクニックを学んでおくことは、ゲームをより深く楽しむのに必須なことだと思います。

残念ながら、そういったことを教えてもらえる場は今までありませんでした。また、住まいの購入は一生のうちに数回しか行わないため、その場その場で不動産業者の言いなりになってしまっていたのが実情です。

幸い、最近ではインターネットで検索をかけるとある程度の情報を得ることができるようになりました。ただ、インターネットの情報は、正しい知識も間違った知識も新しい知識も古い知識も玉石混交でその選別が難しいのが現実です。

私が、ここでお話しすることは、私自身が不動産業界で実際に体験したことばかりです。何百件もの不動産仲介に関わって得たものです。ここ数年の不動産事情をふまえた話となっています。

次回では、住まいさがしにおけるキーパーソンとなる不動産業者の選び方を具体的にお伝えしていきたいと思います。良い業者とは！？、悪い業者とは！？具体的に何をもって判断できるのか。誰でもできる方法をお伝えしたいと思っているので、ぜひ、お楽しみに！