先日ご相談に来られたご夫婦。
建物のプランが出来上がり、見積もり額はジャスト4000万円。
住宅ローンの審査をしたところ、1行は1800万円の回答。
もう1行も3000万円の回答だったとのこと。
1000万円不足し困って相談に来られた。
相談にみえられた当初は「なんとか4000万円借りたい」という一心の様子でしたが
いろいろ話しているうちに考え方がかわってきた。
「身の丈に合った資金計画」という私の言葉で、ご主人、ハッとされたとのこと。
銀行の審査というのは、このくらいの金額なら「最後まで」返済できるだろう、という計算になっているのが基準。
ある意味、金融機関の回答というのは「身の丈」を確認できるひとつの目安だ。
結局借り入れできる3000万円に自己資金の400万円を足した3400万円にプラン変更を工務店に申し出た。
すると、工務店もプランは極力かえずに仕様変更で対応しましょう、と言ってくれたそうだ。
工務店もまた、ムリな購入をすすめるつもりなど毛頭ない。
むしろお客様が苦しい状況になるとわかっていてすすめたくない、という話をしてくれたとのこと。
結果的にみんながいい状況になったので本当に相談してよかった、とおっしゃっていただきこちらも恐縮しきり。
「身の丈に合った資金計画」をまずつくる。
そしてその中でベストをつくしていく。
とくに住宅ローンを利用する場合は、必ず「身の丈」確認をしていただきたいものです。
家族が暮らす大切な家ですから。