日本の夏は連日３０度を越え、しかもアジア特有の湿度の高いモンスーン気候となれば、ほとんど熱帯地域と変わらない状況です。　以前クアラルンプールやシンガポールなど赤道近くの都市で体感した感じとほとんど変わらないような気がします。

こんにちは。　毎週月曜日のコラムを担当しています、サカイデザインネットワークの酒井です。 　8月がスタートしました。この数日は少し涼しいですが、本格的な真夏に向けて爽やかに過ごせたらいいですよね。

地球の温暖化に対し、環境対策やエコ化の問題意識は、今や世界常識になっていますが、私達も暮らしの中で身近にできることから実行していかなくてはならないでしょう。　我が国の場合、特に震災後は、「防災」という視点からも、今までの暮らし方を大きく見直すことも必要になっています。　エアコンの温度を上げたり、省電力化の傾向もより一層定着させる必要があるなかで、我慢をすることばかりでは限界もあり、節約もするけれど楽しい暮らしもあるというスタイルを創っていくことが持続していくために大切だと思います。

それでは、この暑い夏をいかに涼しく、快適に過ごすことができるか？　たとえば身近にできる一つの方法として、ファッションも季節に応じて「衣替え」をするように、インテリアも夏らしく「衣替え」をすると効果的です。　エアコンは２８度設定でも視覚的に「涼しい雰囲気」にすることで意外と気分は変わるものです。

たとえばカーテンやクッションのファブリック、フラワーベースなどの置物を「爽やかな白」や「夏らしい水色」にチェンジするだけでもかなり雰囲気が変わるのです。　

さらに、お気に入りの「涼しげな香り」やクールな「音楽」をプラスすれば、快適な夏空間できっと涼しい気分で過ごせると思います。