街を歩いていると、なんとなく気になるシーンが目に入りシャッターをきったフォト。 それは意外とデザインや住まいづくりのヒントになったりするものです。 この季節はクリスマスに向けて街中のイルミネーションやディスプレイが華やかになり、世界中の都市が街がとても綺麗で魅力的です。 そんな魅力に惹かれ、僕はこのシーズン世界中のいろいろな街を訪れるようになりました。
こんにちは。 サカイデザインネットワークの酒井です。 今月は僕が訪れた世界中のクリスマスのシーンを4回にわたりご案内しています。 今回ご案内する都市は、スペインのバルセロナです。
今でも建設中の教会サグラダ・ファミリアをはじめ、バルセロナには有名な天才建築家ガウディの建築が数多く残され、建築やデザインに興味のある方はもちろん、観光都市としてもとても魅力的な街です。 ガウディ建築の有機的デザインはまるで未知の生物のようにも感じられ、タイル、鉄、木などの素材の使い方は実に繊細なデザインにまとめられており、独特な空間の美しさがあります。
クリスマスシーズンは街のイルミネーションとライトアップされたガウディ建築とが融合し、幻想的でとても綺麗な夜景を創りだしています。 写真は「海」をテーマに設計されたカサ・バトリョ(富豪バトリョ家の邸宅)。 波をイメージする曲線美やブルー色のタイル、木製建具の造形は必見です。 建物内部も見学できガウディの個性的なインテリアデザインがとても魅力的です。
大晦日には街の広場などに大勢の人達が集まるのですが、時計台の鐘が12時に鳴ると同時に、スペインの人達はブドウを12粒食べ新年の健康を祈りお祝いをします。 (鐘がなっている間に12粒食べるので、けっこう大変ですよ!) 日本の除夜の鐘と似てますね。
次回はモナコのクリスマスをご案内します。