社会を構成する核となる単位は家族でしょう。
家族関係は歴史や文化の違いで様々です。
我が国でも時代の変遷により変化してきました。
そして現代においてはこの家族の構成要素で見過ごしにできない新しいファクターが登場しています。
「愛玩動物」所謂、犬猫を中心としたペットです。戦後の歩みと供に男系の家父長制度が崩壊し家族の関係が希薄なものになってきました。
その関係相互の隙間に入ってきたのがペットでしょう。
私の子供の頃は猫を家の中で飼っている家庭はたまに見ましたが犬は記憶にありません。
犬は番犬の要素が強くやはり外の犬小屋で飼うものでした。ペットは今やもう完全な家族の一員として機能しています。
では家相学ではこのペットをどう見るのか。家相の古書を紐解いてもこれに該当するカテゴリーは確定的には見当たりません。
ペットの扱いは鑑定士の多くは曖昧にしていますが、私は、はっきりと不浄カテゴリーとして診断します。
愛玩動物として子供の様に飼われている飼い主には不本意でしょうがそれと家相診断は全く別です。
その意味で犬等のペットは外部で家屋から一間(180cm)以上離した犬小屋で飼うのが基本です。
猫等のペットで屋内の場合は「不浄吉方位」で飼って下さい。
ペット用トイレは「家相の三所(鬼門、裏鬼門、宅心)」に包含されない事。更に「正中線四隅線」には掛からない様にして下さい。
家相学では空気の汚濁を凶相要素として扱います。ペットから発する臭気は一緒に暮らす家族は案外気づかないものです。
家相の原典の陰陽五行説で説く五行は気と伴に象意を生成します。ペットの臭気に充分留意して飼って下さい。