秋も深まってきましたね。
インテリアの衣替えはお済みですか?クッションカバーやラグを暖かみのある素材に変えたり、カラーをチェンジするだけでも、随分と暖かみを感じる部屋になり、それだけでも節電効果が期待できますね。
さらに、ぜひチェックしていただきたいものがあるのです。
それは、照明器具。
照明計画については、あれもこれもと、知っておいていただきたいことが山ほどあるので、今後機会を分けてお伝えしたいと思います。
今回は、秋から冬にかけての季節、暖かみを得ながらくつろぐ時のヒントを。
季節ごとに照明器具をすべて取り替えることはとても大変ですし、現実的ではありませんね。
もし、蛍光灯を使用しているのであれば、蛍光ランプの色を交換するだけでも、部屋の雰囲気はぐっと変わります。
蛍光ランプは主に5色。そのうち、一般に市販されている家庭用の蛍光ランプはほぼ2色です。
一つは「昼白色」と呼ばれる、昼間の太陽のような爽やかな白い色です。すっきりと効率よく明るくなるので、作業空間に適している色です。昼間の太陽ですから、まさに日中の活動をイメージできますし、元気が出ますね。
もう一つは、「電球色」と呼ばれる、夕方の太陽のような暖かみのあるオレンジがかった色。活動を終え休息する時に適した色です。白熱電球(いわゆる電球)よりも赤みは少ないのですが、ホっとできる色合いです。
寒くなってくると、この電球色の蛍光灯に変えるだけでも、気分が落ち着き癒されます。もちろん家の中でもキッチンなどの作業空間は一般に昼白色の方が適していますから、何が何でも電球色と言うことではありません。
実際に、蛍光ランプを交換するだけで、体感温度も変わりますよ。
蛍光ランプの交換が面倒だったり、普段はすっきりと明るい昼白色が好み、と言うならば、部屋にスタンドを一つ置いて、その明かりだけで夜を過ごしてみるのもお勧めです。ホッとできる空間に早変わりですよ。
そして、眠る前には電球色の明かりの中で過ごすと、良い眠りにつきやすいとも言われています。お気に入りのスタンドを見つけて、ベッドサイドに置いてみるのも良いですね。
ベッドサイドに限らず、スタンド型の照明器具ならコンセントがあれば設置できて手軽です。シンプルな空間なら、インパクトのあるフロアスタンドも良く映えますよ。スタンドのシェード(笠)から光が漏れて壁に映る陰影、これがまたいい感じになるのです。小ぶりなテーブルスタンドも、使いやすいですね。
そんな光の下で、おいしいミルクティーでも飲みながら、大好きな本を読むなんて、家で楽しむ、とても豊かな時間の過ごし方だと思いませんか。
光に癒されながら、秋の夜長を心豊かに過ごしてみましょう!