太陽光発電促進付加金。
この名称、聞いたことありますか?
実は現在すべての世帯の電気料金にこの付加金がかかっています。
その名の通り太陽光発電の普及を促進するための付加金です。
太陽光発電設備で作られた電気のうち
その家庭等で使われなかったものを国が定めた単価で電力会社が買取する「余剰電力買取制度」。
その「余剰電力買取制度」でかかった1年間の買取実績費用を
「太陽光発電促進付加金」として、翌年度、電気を使用になる全ての世帯に使用量に応じて請求する制度です。
つまり太陽光を売れた人の収益は
みんなに請求される、という制度です。
今はまだ「余剰電力」だし発電設備の世帯も少ないのでたいした金額ではありません。
しかし、今年の7月から「全量買取制度」といって発電した電力を電力会社が全額買い取ってくれる制度が始まります。
そうなると1年間に買取る金額が大幅に増えていく可能性が高く
それは「付加金」として全世帯に応分に請求が来るのです。
太陽光発電の買取金額は今年の6月まで42円/1kwh。
これが10年保証されています。
この金額は年々下がっていくと予想されます。
後年になればなるほど、り売電収益は下がり、付加金は上がっていく。
もしかしたら数年後「平成24年までに太陽光発電の設備投資をやっていればよかった」と思うことになるかもしれません。
「創エネ」の中心となる太陽光発電からしばらく目が離せません。
賢く利用して光熱費コストを抑えていきましょう。