株式会社デジレコ製蓄電池・エレキューブ http://www.digireco.co.jp/ele-……ineup.html
前回のコラムでは、固定価格買取制度についてをご紹介しましたが、今回は太陽光発電についてよくある疑問を取り上げたいと思います。
売るの?貯めるの?ホントはどっち?
太陽光発電システムにおいて、一番よくある誤解が余った電気を『売る』のか『貯める』のかという点です。
今回はこの点について解説していきます。
基本的には『売る』
現状(2011年10月)において、ただ『太陽光発電システム』と言ったときには、電気を貯める機能は備わっていません。
一般に、太陽光発電システムといいますと、太陽電池、パワーコンディショナー(インバーター)、専用分電盤、それぞれをつなぐコード、のことを指しており、それに電気を貯める『蓄電池』は含まれていません。
最近でこそ、災害時における蓄電池のメリットが言われ始めましたが、現状の電気買取制度では貯めるよりも売ったほうが経済的ですので、市場のニーズから考えても、まだまだ『売る』が主流です。
蓄電池を連携させれば『貯める』ことも可能
太陽光発電システムに蓄電池を連結させることにより、電気を貯めることも可能になります。
太陽光発電は太陽の出ている昼間しか発電しませんが、蓄電池に電気を蓄えることで夜も太陽光発電の恩恵を受けることが出来るようになります。
地震などで電気が遮断されてしまった場合であっても、蓄電池を併用することでより災害に強い家になります。
蓄電池の導入はどうするべき?
災害時のことを考えれば、蓄電池があるに越したことはありませんが、問題はコスト面です。
蓄電池を導入しようと思うと、安いものでも40万円以上の費用が掛かります。市場に出てから日が浅く、まだまだ高価な設備なのでしょう。
仮に蓄電池が無いとしても、昼間に携帯電話を充電したり、お湯を沸かしたり出来ますし、カセットコンロを常備しておくことで夜間に料理をすることも可能ですから、太陽光発電システムだけでもかなりのことが出来るといえます。
設備費の40万円をどう考えるかは価値観によるところですね。あなたならどうされますか?