知人からの土地購入トラブル
トラブル
建築地を知人から購入することを前提に、住宅メーカーと打ち合わせをしています。よく知った人だったため、土地に関しては書面での手続きをせず口約束で進めていたのですが、最近になって急に「当初の金額に加えて諸費用が別途必要だ。」という話を伝えられました。事前には諸費用込みという話であり、その資金計画を前提に住宅メーカーと契約を済ませていたため、追加の費用を払うゆとりはありませんし、何より理不尽に思います。この場合、事前に聞いていた金額で、土地を購入する権利はあるのでしょうか?
対処法
書面が残っていないのは正直苦しいところです。相手が「諸費用も込みで〇〇万円」と話していたのであれば、当然相手はそれを守らなくてはなりませんが、「そんなことを言った覚えは無い」、「話したニュアンスが違う」と言われると追求しづらいのが現状です。メーカーには顧問弁護士が居ることが多いので、まずはハウスメーカーの担当者に相談し、策を練ってみてはいかがでしょうか?
予防法
知人からの土地売買でのトラブルは後を絶ちません。不動産屋さんに仲介を依頼するなど、必ず宅建主任者を通じて売買契約を結ぶようにしましょう。通常、仲介手数料は、(土地価格の3%+6万円)×1.05 という法的な上限で設定されることが多いですが、このようなケースは低く設定してもらうことも可能です。一度、信頼できる不動産屋さんに相談・交渉してみてください。